1833年。創始者若干30歳アントワーヌ・ルクルトがル・サンティエで4人の職人と共に時計工房を開いた。 そんな小さな工房から、スイスが世界に誇る時計一貫生産の最高級マニュファクチュールブランド「ジャガー・ルクルト」社の歴史は始まった。 1937年。フランス海軍の時計職人として名高いエドモンド・ジャガー氏をヘッドとし、発展していたパリのジャガー社と正式な事業提携。これより「ジャガー・ルクルト」として更に輝かしい発展を遂げる。 機械式時計リューズの主流である切替リューズによる巻上機構(時計の巻上と時間あわせをひとつのリューズで行うシステム)を開発したのがルクルト氏。他にも世界一薄型キャリバー(厚さ1.38ミリ)製造、大気エネルギーで作動するアトモス製造、ツインバレルの8デイズパワーリザーブ、激しいポロ競技の衝撃に耐えられる回転式ケース「レベルソ」開発、超薄型クォーツムーブ開発、1000時間の過酷なテストに耐える「マスターシリーズ」開発・・・このブランドの計り知れない知能と技術、卓抜した美的感覚、そして「技術革新」に対するパワーと情熱は、いつの時代も世界を驚嘆させ、大きな感動と限りない賞賛を起こし続けるものである。ジャガー・ルクルトは自社一貫生産のモデルの完璧さもさることながら超一流ブランドが使用するエポージュとしてのキャリバーの製作でも随一のブランドだ。そんなところからもこのブランドに対する信頼の厚さと仕事の完成度の高さが垣間見える。